現実とは思えないほどの現実

photo by taka (ip11)

非二元論をちゃんと理解したわけではないが
「これ」しかない、というのは、なんとなくわかった。

自分と思ってる存在や自分の外側に広がる世界も
すべてまやかしで実体のないもの。
ただ「これ」に映し出された灯籠の光のようなもの。

そう理解したとき(頭でしか理解してない)
短い期間(数年間?)だと思うけど、かなり、落胆した。

現実世界はともかく
スピリチュアルな世界というものまで
幻である、ということに気づいたからだと思う。

あれほど、真剣にスピリチュアルな世界を探求してたのに。
あれは何だったんだ。

現実はまぼろしで、スピの世界は実体、実相、リアルなところ
そう思うことで、どこか逃げ道を作っていたのかもしれない。
自分がこの世界に適応出来ずにもがいていたから。

でも、よくよく考えると
現実世界もスピリチュアルな世界も幻であるということは
双方が同じ世界にあるということで
今、こうして現実世界があると思って存在しているのだから
スピリチュアルな世界もあると思っていいのではないか。

そう思うと、何もかもが当然で自然のことのように思えてきて
スピリチュアルについてのたくさんの疑いも
一気に解消解決されたように思えた。

なんせ、幻なんだから、疑うも何も
あるといえばあるし、ないといえばない。
幻というのは、そういうものである。

「これ」しかないところに
思考が作り出したさまざまな世界(リアルもスピも)が
次々と投影されては消えていく。

非二元論に触れてからは、
死後の世界なんてないのだ、と思ったりもしたけど
すべて幻なら、死後の世界も存在可能である。

死後の世界がない、と思ったとき
それまでに自分が体験した霊的な体験や現象について
じゃあ、それは何だったのか、となったけれど
やはり、実際に体験していたのだと思う。

現実という幻の世界に生きるぼくが
霊界という幻の世界との接点に触れた、と考えれば
すべてつじつまがあう。

そして、そのとき、自分が持てる力というのが
宇宙規模で無限大である可能性に気がつくのである。
使えるかどうかは別にして。


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