ブラタモリが教えてくれた

photo by taka (ip11)

NHKのブラタモリという番組がある。有名な番組なので、ぼくがここで解説するまでもない。初回のパイロット版は2008年に放送されているそうだが、ぼくが毎週のように観るようになったのは去年の暮れからである。草津温泉の回からだ。

もともとブラタモリは気になる番組だった。たまに観ていたのである。例えば2018年の湘南の回では、ぼくの憧れの地、茅ヶ崎のことをやるというので録画して観た記憶がある。そしてそれもとても面白かった。

そんなぼくが、毎週欠かさず観るようになったのは、草津温泉の回の後、ぼくの生誕地である花巻や、元実家があった三陸リアスなど、とても興味ある内容が続いたからだと思う。そして今では、初回から観ていなかったことを少し後悔している。

今日は、先週の土曜日に放映された「日本の山スペシャル」という回の録画を鑑賞した。いつものことながら、オープニングの曲、井上陽水さんの「女神」でがっちりと心をつかまれる。

ハーロハローお元気ー?
今夜なにしてるーの?
TVなんかーみてないでー
どこーか一緒にいこーう♪

ラテン系の心地よいテンポで気分も軽やか。
テレビのオープニングソングなのに「TVなんかみてないでー」とか歌われちゃうところも、ふにっと和んじゃう。

今日は番組を観ていて、ひとつ気づいたことがある。なんでこの番組は観てるだけで癒やされた感じがするのかなって考えていたときだ。

ブラタモリに登場する人は、ピュアと言うか、邪気がないというか、素直というか、みんなすごくいい人たちである、と思った。タモさんや女子アナ(ぼくは林田アナがお気に入り)はもちろん、専門家などのゲストの方々、みなさんがそんな感じ。いい人って表現は、あまりよくないかもしれないけど、本当にいい意味でそう思う。一緒に行動していると心が洗われるような、そして困っていたら絶対に助けてあげたくなるような(いやいや、逆に助けてもらうパターンの方が多いと思うけど)人たちばかり。

世の中の世知辛いところや理不尽なところにフォーカスを合わせてることが多いので、どんどん社会も人間も嫌いになっているような気がするんだけど、そういうわけで、今日、ブラタモリを観ていて、いい人もいっぱいいるじゃん、と思えた。

その後、ウォーキングに出かけたんだけど、ぼくに映る風景や人々が、すこしやわらかくなっていた気がする。


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