見えるもの、見えないもの

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Photo by taka (7D)

空を見て、ああ、きれいな青だ、と思う自分がいるけれど
実際のところ、空は青い色をしているわけではない。
ただ、青く見えているだけである。

と書き始めて、空で例えたから
誤解されるかな、と思った。
空という固体があるわけではないので。

明らかに固体であるものとして
真っ赤なりんごについても同じだ。

ああ、素晴らしい赤だ、と思う自分がいても
実際のところ、りんごが赤いわけではない。
赤く見えてるだけなのである。

赤く見える光の波長をうけて
(光が赤いわけではない)
脳が着色して見せているだけである。

だから見えている、というよりも
赤いリンゴの信号を受信して
画像を合成している、ということである。

人間の五感の性能として
感じることが出来る信号だけを取り出し
脳内で合成して身体全体にフィードバックしている。
それがぼくらの仕組みだ。

見えるものだけ信じて
見えないものは信じない

それはとても科学的なようでいて
ぜんぜん科学的ではない。

見えないものの方が
圧倒的に多いのが
ぼくらの宇宙である。

だが、最後に話をひっくり返すようだけど
見えるものも、見えないものも
実は、すべてが幻想である、というのも
ぼくらの宇宙、なのかもしれない。

ここのところは
ぼくには、まだわからない。


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