夢でみた風景に出会うとき

特急電車
Photo by taka (ixy400)

同じ場所が、何度も夢に出てくることがある。短い周期で繰り返すのなら、それほど違和感はないが、1年経ったころ、とか、忘れた頃に出てくる。しかも、そんな夢は、ある種の懐かしさを伴っている場合が多く、なんともほっとけない気分にさせられてしまう。

そんな夢のひとつに、薄暗い路地裏に、場末のバーのような店が並んでいる風景の夢があった。
なんのストーリーもなくて、ただその風景が、静止画のように映っている夢である。

幼少時代、大船渡に住んでいたころの近所の風景に似ていたので、夢の中で、そんな時代を思い出しているのかな、と思っていたら、あるとき、大船渡とはまったく別の場所で、夢と同じ場面を見たのである。

それは、松本に向かう特急電車の中だった。

どこかの駅に近づきつつある車窓から見える風景の中に、それはあった。少し離れているけれど、はっきりと、夢で見た場所だ、と思った。

だんだん近づいて来て、目の前を通り過ぎ、それから離れていった、その風景は、とてつもないほどの懐かしさを置き去りにして、見えなくなった。そして、とても不思議な気持ちになった。

その後、それっきり、その夢はみなくなった。


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