イマココを経験しよう

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Photo by taka (X2)

イマココってなんだよ、って思っている方もいるかもしれない。イマココの探し方を考えている方もいるかもしれない。しかし、イマココは探しても見つかるものではない。

イマココというのは、未来でもなく、過去でもない、今ここに在ることをいう。今ここに在るのだから、イマココを探しに出掛けても、見つかるはずがない。今ここにあるのだから、ここを出て、探しに出掛けた未来や過去に、それはないのだ。

探しに出掛けたらダメなのである。イマココは、今ここに在るのだから。イマココは探しに出掛けず、ただ体験するのみである。

そんなことを書きながら、ぼくは愛する人とキスをするイメージが浮かんで来た。

仮に、今、熱烈な恋愛中だとする。そして、その相手とキスをしているとする。

もしも、2人の気持ちがぴったりと合っていて、自分は相手のことをとても好きで、強く相手を求めており、相手も自分に対して同じような気持ちでいることを確かに実感出来るとき(要するに両想いのとき)、何の不安もなく、キスに没頭しているはずだ。求めても求めても完全にはひとつになれない切なさを抱えながらも、求め合うことで、なにもかも超越した絶頂感を経験する。そして、その瞬間は、イマココである。

しかし、どうも相手の気持ちがわからなくなって、自分の中に不安が生じているとき、いつか失恋してしまうのかな、とか、昨日の言葉が気になるな、とか、心ここにあらずの状態で、キスをしてしまっていたりする。そんなときは、イマココではない。

愛する人と完全に信頼し合い、愛し合い、求め合っているとき、キスをしながら、お互いの身体を感じ合っているとき、過去も未来もなく、ジャスト現在を経験している。これこそが、イマココである。

そんな例えをすると、ちょっとわかりやすいのではないだろうか。

いやいや、求め合う相手がいないのだよ、と嘆いていらっしゃる方(ぼくもそうなんだけどね)には、別の方法をお教えしましょう。
それは、息を吸って、息を吐く、という行為を、ゆっくり、まるで、呼吸をしている自分をもう一人の自分が見守るような気持ちで行うと、やはり、イマココの経験をすることが出来る。

スピリチュアルな世界を歩くと、呼吸するという行為が、あちこちで出てくるのは、確かに意味があるからなのだ、ということがわかる。

キスでも呼吸でも、イマココというものがわかると、逆に、普段、いかに自分が、イマココに在らず、過去のことばかり、未来のことばかり考えているのか、とてもよくわかるのではないだろうか。それがいいかわるいか、別にして。

あれ、なんかこの記事、以前書いた気がする。急に今、そう思った。書いたかな?書いてたらごめんなさい(笑)

4/10一部修正
女の子とか恋人とかいろんな呼び方をしていたところを、愛する人という表現に置き換えました。


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