梅雨明けとお盆

photo by taka (ip11)

今年は長い梅雨だった。7月はずっと雨である。そしてやっと梅雨明け。今年ほど梅雨の季節と梅雨明けの季節が明確にわかる年はあまり記憶にない。それだけ、おお!夏が来た!という実感が大きかった。

でも、それは、もしかすると、ぼくだけの感覚で、去年までのこの季節は、オフィスに閉じこもったまま、外の様子を感じることもなく、季節感を失っていたせいかもしれない。今年はずっと家にいて、窓の外の天候の様子をみながら、出かける時間を決めたり洗濯物を取り込んだりしていたから、自然に近い場所にいられた、ということか。

8月に入り、梅雨が明け、途端に暑い日が続いている。ウォーキングしながら夏を満喫している。8月だ、8月だ、と頭の中で唱えながら、歩いている。

8月とは、ぼくの中では、すなわちお盆である。毎年、歳は加算されていくけれど、8月のぼくの心の中は少年のまま。あの頃のお盆の思い出を、ずるずる引きずったまま、過ごしている。遠い過去の思い出なのに、それはすぐに引き出せる場所にある。すぐに引き出せる場所にあるのに、もう同じ体験は出来ないのだ。なんて寂しいことだろう。

ずっと実家暮らしの人は、もしかすると子どもの頃から今まで、毎年のように同じお盆を過ごして来たかもしれない。それは幸せなことだと思う。


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