後悔しないぼくは、後悔だらけのぼくへ

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Photo by taka (7D)

ぼくは、自分のことを、あまり後悔しない性質、だと思っていた。
すべてぼくの思った通りに人生が作られた、というわけではないけれど
それなりに、人生を楽しんでいる、と思っていた。

ところが、楽しめなくなってきたのである。
後悔だらけの人生を生きている気持ちになってきたのである。

今日の時点で、昨日までのことを後悔していないのだから
明日になって、もしも後悔するとしても
今日の分だけだったはずだ。

ところが、今日の分だけでなく
今まで、後悔していなかった昨日までの分について
ぼくは、今、後悔し始めている。

最初は、なんとなくだったけれど
ぼくの過去の記憶に、もわもわとした気分が広がって
そして、徐々に、はっきりと、後悔の念が浮かんで来た。

ぼくの過去は、後悔のないすっきりしたものだったはずなのに
ふと気がついたら、ぼくの過去は、後悔だらけのひどいものになっていた。

どこまでさかのぼればいいだろう。

さかのぼればさかのぼるほど
嫌な思い出をたくさん思い出してしまう。
ダメな自分を思い出してしまう。

消してしまいたいことが山ほどある。
向かいあっていると、とてもひどい気分になる。

なぜ、こんな状態だったのに
ぼくは、ぼくの過去に対して
後悔することなど何もない、と思っていたのだろう。

まったく、浅はかで馬鹿な男である。

どこまでさかのぼればいいだろう。

生まれた瞬間までさかのぼらなければ
まずいような気がする。

そこまでしたら
ようやくぼくの人生から
後悔というものが消えうせる。

しかし、ほんとに、ひどい気分である。

一歩外に出ると
世界が過酷に襲いかかってくる。

世間のすべてを敵に回したような気分のなかで
ぼくは、ようやく、生きている。


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