Space, the final frontier….スター・トレック Beyond (3D MX4D)を観てきた
投稿:2016年10月27日
更新:2016年10月27日
Photo by taka (31MR)
今週の月曜日、10/24、
ららぽーと富士見のTOHOシネマズで
「スター・トレック BEYOND」を観てきた。
3D MX4Dの字幕版である。
3Dはアバターで経験したことがあったが
MX4Dは、初体験。
どきどきして映画館に入ったのである。
本編が始まる前に
MX4Dに対する注意のような映像が流れ
そのとき、お試しモードなんだろう
椅子が揺れる効果を体験するのだが
これが思いのほか大きな動きで
びっくりすると同時に
なぜか笑いがこみ上げて噴き出してしまった。
実際、映画が始まると
椅子が傾いたり揺れたり
身体のあちこちが叩かれたり
風が来たり水が来たりで
なかなかにぎやかな効果である。
それに加えて3Dだから
宇宙船が突っ込んでいくようなシーンでは
なかなかの迫力。
ただ、慣れもあるのかもしれないが
ディズニーランドのスターツアーズまでの
臨場感を感じなかったのは残念。
映画の内容はここでは触れないが
ぼくとしては期待以上に面白かった。
リブート版3作のなかで
もっとも落ち着いて観れた。
新しいクルーのメンバーも
1作めの時は、パロディーみたいに思えて
いまいち、落ち着かなかったけれど
ぼくのなかでは、だいぶ慣れてきた。
若カークも若スポックも
他のメンバーも
今回は、まったく違和感がなかった。
ただ、とてもとても残念なのは
若チェコフ役のアントン・イェルチンさんが
封切直前に、事故で亡くなってしまったこと。
コミカルで味のある演技が
あのクール全体の一体感に
無くてはならないものになりつつあったのに。
そして、亡くなられた老スポック役の
レナード・ニモイさんの死も
エピソードの中にそのまま組み込まれている。
50年前からスタートレックの
ファンだった人たちにとって
これは、最大の贈り物だったのではないだろうか。
いや、しかし、
この老スポックの死が組み込まれた場面と
ストーリーの終盤の「あるシーン」は
もう、号泣モードだった。
「あるシーン」については
ぼくの頭の中を走馬燈のように
過去のTOSのエピソードが
ぐるぐる巡るぐらい感動してしまった。
号泣モードと言えば
初めて観る人にはあり得ないことかもしれないが
例えば、エンタープライズ号が画面に現れただけで
とてつもない懐かしさを感じて
気がつけば涙が溢れていたり
テーマソングのイントロを耳にしただけで
瞬間的に琴線に触れられたように
心がかき乱されるしで、なかなか大変である。
ましてエンタープライズ号が
半端なく破壊されたりすると
もう身体が痙攣するぐらい反応してしまう。
大袈裟な言い方ではなく
ぼくは、ほぼ、最初から最後まで
うるうるさせながら観ていたようだ。
はたで見たら
おかしい人だと思うかも。
こういう状態になるので
映画館が真っ暗なのは、とてもいいことである。
「スター・ウォーズ」と「スター・トレック」は
名前が似ているし、どちらも宇宙SFものなので
同じような話なのか、と思ってる方もいるかも。
ぼくの見立てでは
「スター・ウォーズ」の方は
徹底したSFおとぎ話であるのに対して
「スター・トレック」の方は
未来の地球の人類の夢や在り方を
追求していくような話である。
原作者のジーンロッデンベリーさんは
「地球の理想の未来を描きたい」という理念で
スタートレックを描いたようだ。
ワープ航法が実用化された遠い未来では
地球上から戦争がなくなり
人々は、お金に縛られることなく
自分の才能を伸ばしたり公のために働くことで
幸せを追求出来る世界を描いている。
ジーンロッデンベリーさんは
亡くなってしまったが
平行宇宙を舞台にするという設定で始まった
新しいスタートレックシリーズでも
そんな理念を引き継ぎつつ
仲間とともに未来を切り開いていく姿が
物語を整えているように思う。
正直、最近のぼくは、仲間というキーワードが
あまり得意ではなくなっているのだけれど
この理念においては、すんなり受け入れられる。
さて、月曜日の午前中の映画館。
ほとんど観客はいなかった。
平日の午前中ということもあるのだろう。
10人ぐらい。
おかげで、とても快適だったのだが
人気が無いということで
スター・トレックの続編がなくなるのは
困るなあと思ってたら
どうやら次もやってくれるようだ。
いまから、とても楽しみである。
写真は、勢いでゲットした
サウンドトラック版とピンバッジ。
子どものようでしょ(笑)
それではみなさん
長寿と繁栄を
Live long and prosper.
人気ブログランキング ナチュラルライフ