CAMELのライブ(一期一会)に行ってきました。
投稿:2016年5月21日
更新:2016年5月22日
Photo by taka (31MR)
昨日、5/20、CAMELのライブに行って来た。
観てから、もう24時間以上経過しているが、まだ興奮したまま。
なんとも素晴らしいライブだった。
正直、もう死んでもいいな、と思うぐらい、よかった。
ぼくが初めてCAMELを聴いたのは、高校一年の時。
ぼくの下宿に友達が遊びに来て、
TDKのSA45(カセットテープ)を置いていったのである。
そこに録音されていたのが、CAMELのアルバム「MIRAGE」だった。
アラビアンナイトっぽいイメージと
ロックの激しさと美しいメロディのブレンドに
ぼくは一発でとりこになってしまった。
勢いで、ライブアルバムの
「A LIVE RECORD ライブ・ファンタジア」を買う。
高校生のときのぼくにとって
2枚組のLPレコードは、安くなかったはずだが
そこに入っていた曲「Never Let Go」は
その後のぼくの音楽の嗜好に対して
ずいぶんと影響を与えて来たように思う。
あれから40年(きみまろさんみたいだね)
ぼくは、ずっと、CAMELを聴き続けている。
「Never Let Go」なんて
数えきれないぐらい聴いているはず。
アルバム「MIRAGE」も
今でも通勤のときなど聴いている。
音源は、SA45じゃなくてiPodに変わってはいるが。
実は、そんなCAMELの大ファンのぼくは
なんと、来日することもライブすることも
知らなかったのである。
ところが、ライブの前日の夜(19日の夜)
風呂上がりのひととき
録画していたベストヒットUSAを観ていたら
なんと、CAMELが来日してライブをすることを告知したのだ。
16年ぶりの来日。
それも、なんと5/20と21だという。
「え?え? 5/20っていつだ!?明日だー ^_^;」
もう前日だしチケットなんかあるわけないなと思いつつ
チケットぴあをのぞいてみると
まだ、チケットが買える状態。
少し迷いながらも購入してみたら
なんと、アリーナ席の真ん中辺りが取れてしまった。
ライブが行われるギリギリ前日に
知ったということだけでも
ラッキーだと思うけれど
チケットまで取れて
席もそれなりって、なんかすごくないですか。
とはいえ、もしかして、
チケット売れてないのかなと思ったら
実際は、ほとんど席は埋まってた。
キャンセル席だったのかな?
そんなのあり?
まあ、そんないきさつで
ライブを観ることが出来ました、という話。
実際、ライブがあるのを知ったのが
19日の夜の10時近くで
それからネットでチケットを取って
20日の夜の7時にライブ観てるから
なんか、このスピード感も、すごいですよね。
さて、ライブの話。
場所は六本木
「EX THEATER ROPPONGI」
仕事場から歩いていける場所にある。
これも、ぼくにとってはなんともラッキー。
仕事終わりのベルとともに
ふわふわどきどきの気分で向かう。
開場とともに入場。
Tシャツとポストカードを購入。
いつか、ぼくがステージに立つときがあれば
このTシャツを着よう、と思えるようなデザイン。
グッズを買ったので、サイン会の抽選券もゲット。
実は、サイン会は当てる予定でいて
所持しているアルバムの中から
「The Snow Goose : Re-Recorded Edition」を持参。
もっとも新しいアルバムなので
ドラムのデニスも録音に参加してると思われ
サインしてもらうにもいいかなと思って。
(結果は、ハズレでした (笑))
そして、ライブの開演。
席もばっちり。
ぼくの真ん前はラティマーさんのポジション。
メンバーの表情までちゃんと見える。
なんと、一曲目は、「Never Let Go」
うわー、最高、これだけでも元とれたって思った。
その後も、ベストな選曲が続いていく。
こんな感じ。
「Echoes」があればもっと良かったけど
それ以外は、聴きたいと思った曲ぜんぶやってもらえました。
Never Let Go White Rider A Song Within A Song Unevensong Rhayader Preparation Dunkirk Spirit Of The Water Air Born Lunar Sea Drafted Ice Mother Road Hopeless Anger Long Goodbyes Lady Fantasy (アンコール)
いやー、すごかった。
どの曲も感動の嵐ですよ。
演奏も完璧。
素晴らしい。
あんなにでかい音を出してるのに
歪ませることなくストレートに聴かせる。
もちろん、ラティマーさんも素晴らしいけど
ぼくは、ドラムのデニスさんのファンでもある。
DVDで観たとき、すごい演奏だなと思った。
パワフルだけど、とても繊細で丁寧で
もちろん、しっかりと魂が入ってる。
なんとなくよき人柄をも感じさせる
すてきな演奏。
もちろん、これはCAMELのメンバー
コリンさんや、新加入のピーターさんも含め
みんなに共通しているような気がして
演奏もほんとうに楽しそうだ。
楽しそうに、軽々と
でも、すんごい高いハードルを飛び越えてる
超人たちの集まりのような。
ああ、また観たい。
CAMELのみなさん。
遠く遠く日本までやってきて
素晴らしい演奏を魅せていただき
本当にありがとうございました。
正直、今回の来日はとってもサプライズで
奇跡が起きたような気持ちでいます。
また来日するときも必ず観に行きます。
そういえば、これはぼくの感覚でしかないけれど
最後の曲の「Long Goodbyes」が終わったあと
みんな立ち上がって、すごく盛り上がった。
歓声と拍手が止まらなかった。
ああ、来てる人、みんなCAMELが好きなんだなあって思ったら
とても幸せな気分になったよ。
だって、いまや、日本でCAMELを聴いているのは
ぼくだけしかいないのかと思うぐらい
まわりにCAMELを知ってる人がいなかったから。
こんなに沢山のファンの人たちと
同じ時間を共有出来たんだなあって思った。
人間嫌いのぼくでさえ
そんな風に思えたんだから
これはすごいことだ。
そして、そんなぼくらの盛り上がりに
CAMELのメンバーも驚いているようにみえた。
さすがに若い人は少なくて
おじさんおばさんが多いせいか
ステージから見たら
ますますノリのわかりにくい観客たちだったと思うから
うわっ、なんだ、こんなにウケてたのか!みたいな驚きね(笑)
いや、ぜんぜんそんなこと思ってないかもしれないけれど
なんか、表情がそんな風に見えました。
それはそれで、とてもうれしかった。
CAMELのみなさん。
みんな、CAMELが大好きです。
感動で涙流しながら演奏を聴いてる人たちは
たくさんいたと思う。
持ってるCAMELのアルバムのうち
ライブの曲を
iTunesのプレイリストに並べて
なんちゃってライブアルバムを作ってみた。
ただ、Air Bornだけは
ライブの曲がなくてスタジオ版。
CAMELのアルバムはライブ盤も含めて
コンプリートしてるはずなんだけど
まだ漏らしているのもあるのかも。
今回のライブがCDかDVDになるといいな。
ブルーレイなんて贅沢言わないから
発売してほしいなあって思ってる。
どのCDよりもDVDよりも
今回のライブは最高の出来だった、とぼくは思った。
もっとも、そんなの当たり前だね。
なんてったって、ナマが一番なのだから。
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