年内ぐらいは冬眠する予定だったが、考えていた思惑が無駄になり、状況が変わったので再開することにした。過去のわだかまりや頑固さを排除し、未来に希望をかけてトータルで考え、心を開き、良かれと思ってしたことでも、うまくいかないこともあるのだ、ということを身を持って体験出来たので、これはこれでよしとする。

ここ数日は暖かくて外出するにもいい陽気だったけれど、いろいろ忙しくてウォーキング出来ないでいた。今日は一段落したので、久しぶりに市内の神社を巡るコースを歩いた。銀杏の紅葉が美しい。しばし惚れ惚れして鑑賞する。

ところで、仕事の方が、ぜんぜんうまくいかない。

いろいろやってるんだけど、ほとんど売上があがらない。春先から収入がない状態が続いている。新型コロナの影響もあり、設備投資も控えられているようだ。景気が落ち込んだり災害が発生したりで経営がまずい状態になったとき、一番先に予算がカットされるのが、IT産業だという。どうしたものか。今までいろんなピンチを乗り越えてきたけれど、仕事がなくなる、というのは初めての経験。

父の生前の言葉
「うちの家系は仕事に困らない。営業しなくても仕事が入ってくる。」

ぼくの家系は、自営業者か会社経営者が多い。父も父の兄弟もぼくもぼくの子どもたちも少数をのぞいてみな独立して仕事をしている。少しいる会社勤め人も窮屈そうでいつも退職を考えている。そんな中で、自営業を続ける父の言葉は、とても心強いものだった。

実際のところ、父もぼくも、大した営業もしていないのに、食うのに困らないだけの仕事が継続して入って来ていた。ただ、そんな父でも、一回だけ、理由は忘れてしまったけれど、仕事が途切れたことがあり、そのときはさすがに、この仕事はだめかも、と思ったそうだ。理由がなんだったか、どうしても思い出せないけど、ぼくも今、同じ状態にいるのかもしれない。

一昨年、去年と安定して収入があったので、その蓄えで食べているけれど、収入があった分だけ、税金や保険料はとても高額だ。去年の分とは言え、収入がない状態で払うのはなかなかキツいものがある。どんどん蓄えが減っていく。おろおろしながらも明日に向かって歩いていくしかない。