「グーグーだって猫である」
投稿:2014年11月2日
更新:2016年6月12日
Photo by taka (7D)
3連休の初日である昨日、ぼくとねこ以外の家族は、おくさんの実家に泊りに行ったので、今、この家はとても静かだ。こういうときは、普段出来ないようなことをするに限る。と言っても、大したことでもなく、例えば、リビングを占有して音楽を聴いたり映画を観たり。そんなわけで、昨夜は、録りためておいたWOWOWの連続ドラマ「グーグーだって猫である」を観た。
録画予約するとき「グーグーだって猫である」について、ぼくは何の知識もなかった。知っていることと言えば、どこで知ったのか、キョンキョンが出ているらしい、ということぐらいであった。
それでも録画したのは、題名が気になるし、猫がテーマだから、きっと面白いはずだ、という、それだけの理由である。そんな軽いノリだったので、昨日までで3回分、放送されていたけれど、後で観ればいいや、とキープしておいたのだった。で、昨日、ようやく第1話と第2話、今朝に第3話を観たのである。
観て、まず、驚いたのは、キョンキョンなんか出ていないのであった(笑)
出ていたのは、宮沢りえさんだった。後で調べてわかったのは、キョンキョンである小泉今日子さんは「グーグーだって猫である」の映画の方に出演されていたということ。
このとき、「グーグーだって猫である」は、大島弓子さんという方の漫画作品であり、それが映画化され、今度は連続ドラマになったのだ、ということも知った。
この話は、猫が主人公になって大冒険するようなものではない。主人公である漫画家の小島麻子(宮沢りえさん)が猫と暮らしながら過ごす日々の出来事がドラマになっている。
日々の出来事なので、ドラマは、ゆっくりと、ほんわかと、進行していく。
だから、ただの猫好きの人が観たらつまらないかもしれない。猫には、直接的に関係ないエピソードもあるので。
でも、猫と暮らすのが好きな人が観たら、面白いのではないかと思う。「猫が好き」ということと「猫と暮らすのが好き」(或いは、猫との暮らしが憧れ)ということは、違うことなのだ。ぼくは、このドラマを観て、そのことを強く意識した。
猫と過ごすときの、独特の穏やかさ。
本当は何も必要なかったと思えるほどの満ち足りた気持ち。
ここに優しさがあることを確認出来る幸せ。
そんなことを感じられる方にとっては、ゆっくりと、ほんわかと、進行していくドラマなんだけど、胸に響くシーンも多く、思わず感動して、泣いてしまうかも。
原作がある作品だから、原作から知ってる方には、映画やドラマの出来不出来について、いろいろと想いがあると思うが、ぼくは原作も映画も観ていないので、個人的な感想とはいえ、このドラマ、とても好きです。主人公である小島麻子の在り方もとてもいい。
今回のWOWOWの連続ドラマ版は、全4回なのだそうだ。まとめて観てしまったとは言え、昨日初めての出会いで、もう来週で終わりである。もっと続いてくれたらいいのに、なんだかさみしい、と思う。
とりあえず、映画の方も観てみたいと思い、DVDを注文してしまった。映画も観てしまったら、今度は原作の漫画本を読みたくなってしまいそうで、ちょっと怖い(笑)
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