文章のスタイルについて
投稿:2013年6月24日
更新:2015年3月21日
Photo by ham (X2)
ぼくが初めてインターネット上に文章を公開したの、ABOUTのWebHistoryにも書いてあるけれど、1996年のことである。
、、ことである、と、さも覚えているかのように書いちゃったけれど、実は、その頃のことを思いだそうとしても、ぼんやりとしか思い出せない。もう17年も前のことだ。やや鮮明に覚えているのは、先代のねこの名前を付けたホームページを、Windows95付属のメモ帳とペイントブラシを使って、おもむろにHTMLを書いて構築したことや、SCSIのスキャナーで写真を取り込んで画像をアップロードしていたことなど。全体的に、黄色と桃色を使ったほわほわとしたデザインで、壁紙には、ねこの足跡を使っていたこともよく覚えている。確か、最初の頃は、掲載した写真にコメントを付けてページをアップしていくスタイルだった。
その後、その頃のHTMLが出来る一通りのことをしてしまうと、少し落ち着いて来て、今度は、比較的長めの文章を書いて掲載し始める。もともと作家になりたい等と思っていたぼくは、ちょうどその頃、望郷の念も強くなった時期だったせいか、上京した頃の想い出話や地元のこと、それから、恋愛のこと、音楽や旅のこと、などなど、小さめの写真をアクセントに使いながら、気ままな文章を綴っていった。文章のスタイルは、今書いているような感じと同じように書いていた。言いたいことが言い終わるまでは取りあえず改行せずに書いていく感じ。
そのホームページは、途中リニューアルなどを重ねながら(或いはページ自体の作成方法を自動化しながら)2006年頃まで続いたけれど、後半になるにつれて、文章のスタイルが変わって来る。だんだん散文調になっていく感じ。「地球を救え!プレミアム」なんかは最初から散文調だったけれど、あのスタイルになるまでには、そういう過去があったのです(笑)
もっとも最初から散文調だった「地球を救え!プレミアム」でも変化はあった。~である。みたいな言い切りから、ですます調に変化すると同時に、だんだん読者を意識した書き方に変化していった。これは、ブログのテーマが「気付きを広める」というものだったこともあり、「みなさ~ん、一緒に行きますよ~。」みたいなノリで書いていたものと思われる。(ありゃ、他人事(笑))
【なつかしの散文調】 だいたい アセンションってなんだよ!? って感じだと思いますが、 ぼくなりに例えて言うなら ぼくら本体の バージョンアップって感じ のように考えています。
【今の感じで書きなおしてみると】 だいたい、「アセンションってなんだよ!?」って感じだと思いますが、ぼくなりに例えて言うなら、ぼくら本体のバージョンアップって感じのように考えています。
※(地球を救え!プレミアム 日常とスピリチュアル、そしてアセンションより)
今でも、散文調のスタイルは捨てがたいと思っていて、更に言えば、その方がぼくらしく表現出来るような気がしているんだけど、今回は、あえてスタイルを普通に戻してみた。
というのも、昨年あたりになると、散文調もだんだん極端になってきて、とにかく早く改行しなければ、数文字書いたら改行しなければ、みたいな、改行についての気持ちだけが先に立って、落ち着いて文章を書けなくなって来ていたのである。こういうのは、強迫観念っていうんだっけ、もうなんかホント落ち着かなかった。何を書いているのかわからなくなってしまっていた。
ぼくにとって、散文調という表現手法は、文章を構成する単語や接続詞に、ぼくなりの間をおくことで、より独自の表現の追求をしていたつもりだったし、それ以上に、読みやすさの追求だったのだけれど、最後の方はなんだかよくわからなくなり、書き辛くて仕方なかった。書き辛いのならスタイルを変えればいいのだけれど、実は、その頃、書き辛いのが散文調のせいであることには気付いてなくて、ぼく自身、もう文章を書くことが出来ない脳になってしまったのかも、と思っていたのである。しかし、最近、ちょっとブログテストのために文章を書いてみようかなと、普通にだらだらと文章を書いたとき、そのことに気付いたのである。
とは言え、散文調のような書き方を捨て去ったわけではない。適宜、どこかで使っていこうと思っている。散文調で語りかけるように文章を綴っていく形式は、うまく出来れば大変に読み手に伝わりやすい文章を書くことが出来るのは間違いないのだから。
もう少し踏み込んで言えば、せっかく自由度の高いツールを使って(ちょっと苦労しながらも)、新しいサイトをこしらえたのだから、文章と画像を使って出来る表現について、いろいろ試してみて、出来ればより進化した書き手に成長出来ればいいと思っている。
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