インナーチャイルド

ねこ

友人が心理の個人セッションに出かけ、そこで自分のインナーチャイルドに出会いました。

彼女は、なかかな片付けができない原因を探っていたのですが、探る過程で4歳の自分に出会ったのでした。そしてその4歳の彼女は、片付けのことに限らず、これまでの彼女の言動、今の家族との関係にも大きく関わっていました。彼女とわたしは家族ぐるみの仲良しなので、彼女の話す言葉が痛いほど伝わってきました。

 

インナーチャイルドは悪者ではないと思います。今のままのわたしでいいの、って場合には、そのままにしておけばいい。でも、今の自分を変えたいと強く思うならばインナーチャイルドにきちんと向き合う必要がある、そんなふうに感じました。

 

さて、彼女の話を聴きながら、わたしも自分のインナーチャイルドを探していました。

ずっと忘れていた光景が突如浮かびました。車の後部座席にひとり残されたわたし。いつもはそばにお姉ちゃんがいるのに、その時はなぜかお姉ちゃんもいなかった。知らない人に連れていかれそうな気がして、息をひそめてドキドキしながら薄暗い駐車場でとてもとても不安な時間を過ごしたのです。

小学生にはなっていたかな。詳しくは覚えていません。たぶん、両親が知り合いのところにご挨拶にうかがった、ちょっとした間のことだったのでしょうが、それはわたしにとって とてもとても長い時間だったのです。

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最近になって気がついた自分があります。護ってくれていた人が自分から離れていくことに対する動揺、不安感、恐怖感。冷静に考えている自分とのたうち回っている自分がひとつのカラダのなかに存在する。ここ5年くらいの間に、そういう自分を何度か経験しました。これって、あの時のわたし?インナーチャイルド?

ただ、わたしの場合は、もっと前(いわゆる前世とか)の出来事が絡んでいるような気もします。あの時の車の後部座席のわたしも、そのために耐え難い不安に襲われたのかもしれません。

 

とにかくわたしのココロが、もしそういうものに縛られているのだとしたら、解放させてあげなきゃ。強くそう思います。