片道切符の旅に出かけてみるか


Photo by taka (x2)

旅をしたいなあと思う。
一泊二日、のようなものではなく
いつか、家に帰りたくなるまで、続けるような旅へ。

つい先日まで、この家に帰って来る理由は
たくさんあるように思っていたけれど
今は、それらについて、
案外どうでもいいことのように思えてきた。

ぼくが、上京してきて、
初めて住んだ家は
山手線が通ると揺れる
駒込の小さな四畳半のアパートだった。

風呂なしで、トイレすら共同の
とてもチープな物件だったけど
帰ってくれば、ほっとするぼくの城。

そこは、いまでも
思い出深い記憶でいっぱいだ。

あれから、引っ越すたびに
居心地を求めて広い間取りの家になり
満足度は高くなり
そのうち結婚して家族も出来て
今に至るわけだけど

なんだか、もういいかな、って感じ(笑)

だから、本当は、旅をしたいわけじゃないんだ。

この生活から抜け出して
自分の求めていたスペースを
再構築したいのだ。

昨年秋にここでも書いた、義理の父親の件で
気付かされたことも、あったのかもしれない。

家族とか、親子とか
そういう関係性についても
見直したいなと思ってる。

住まいってのは、だいじだよね。

よっぽど悟りの出来た人でもない限り
自分の住処をベースにして
自分の人生を展開していくわけだから。

そういえば、生活保護をうけることが出来なくて
住む場所も追われ、自殺してしまう人がいるという。

生活保護の不正受給があるから
審査が厳しくなってるとか。

不正受給は
不正をした側だけが、悪く言われてる気がするけど
不正を許した側にも、問題がないわけではない。

ちゃんと審査出来なかったことを棚にあげて
全体を厳しくしてるとしたら、それこそが大きな問題だ。

実際に、死ぬほど困っている人がいるのに
なぜ、保護してあげられないのだろう。

住まいを奪うことは
立ち直るきっかけを奪うことだ。

独自の使命感や正義を振りかざして
社会を管理していこうとする気持ちがあるのなら
ぜひ、それは捨てていただきたい。
裁判所でもない限り、人を裁く権利はないのだから。

もちろん、税金は、公務員の給料のためにあるのではない。
社会全体のためにあるのだ。
ぜひぜひ、有効活用して頂きたい。

それに、ちゃんと仕事している公務員の人たちが
とっても迷惑していると思う。

話は戻るが。

ぼくのような気持ちが高まって
ある日、急に蒸発してしまう人もいるのかもしれない。

だが、ぼくは、蒸発のようなマネはしない。

なぜなら、ある人に蒸発されて
大変な目にあったことがあるからだ。

あれは、本当に迷惑である。
まあ、正気を失ってしまって
そういう行動に出てしまうのだとは思うけど。

なにより、ぼくの相棒である、ねこをおいて
どこかに行くわけにはいかない。

ぼくは、人間の代表であり
うちのねこは、ねこの代表として
今、こうして、一緒に暮らしているのだから。


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