憧憬

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Photo by ham (X2)

今日、スーパーマーケットの前を通り過ぎたとき、ふと入り口の自動ドアが開いて、買い物をしている女性の後ろ姿が見えた。それは一瞬の出来事だったけれど、瞬間的に、何かとても懐かしい気持ちになった。

時間にしたら、1秒か2秒。ドアが空いた瞬間に、自転車をこぎながらのぼくが、たまたま、横を振り向いた一瞬のことだから。それなのに、なぜにこんな、まるで、ぼくの中にある乾いた隙間に、故郷の里山から湧き出た新鮮な水で満たされたような不思議な気持ちになったのか。

なんだろう、この感覚は、と思いながら、そのまま自宅に向かって細い住宅地の道を、ゆらゆらと自転車を漕ぎながら考えていたら、なんとなく、今日の天気が関係しているような気がして来た。

今日は、初夏の暑さではあるけれど、屋内の涼しい場所に逃げ込みたくなるような感じではなく、夏が好きな人なら間違いなく心地好く感じる快適な日だった。青い空に白い雲、頬を撫でる風。

と考えていたら、この感覚は、少年の頃の夏休みの記憶から来ているものだ、と感じた。具体的な何かは思い出せたわけではないけれど、きっと。ぼくの中には、いつかの過去にスーパーマーケットにまつわる女性の記憶があるに違いない。もはや、どこかの誰かわからないけれど、きっと強く惹かれた女性がいたのだろう。その惹かれ方は、性的な欲求とはかけ離れたところの、憧れを中心にした淡い恋心のようなものだと思う。初恋、みたいな。そこまで考えると、小学生の頃の記憶なのかな、と思ったり。

中年のオヤジの書く文章ではないと思うのだけど、子供の頃とたいして変わらんのです。人間なんて。(みんなもそうだよね?おれだけ?)

ところで、地球LOVEなんて名前を付けたサイトなのに、なかなか地球のこともスピリチュアルのことも話せずにいて、日々、自分やねこのことばかりで、誰がこんな文章読みに来るのか、と心配になったりする(笑)

出来れば、読んで頂けるみなさまには、とりあえず、今はリハビリ中なのだ、ということで、呆れずに、たまにでいいので、遊びに来てください。


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