シュウマイノニオイ

関学文学部

家族の用事もあって、先週末の3日間を関西で過ごしました。

関西といっても、神戸、西宮、大阪ですから、阪神といったほうがいいのかもしれません。

 

さて帰りの新幹線、みずほ611号。我が家まで帰るには最終の新幹線です。

到着までの3時間近くを寝て過ごそうと決めていました。

荷物を足元に置き、一番楽な姿勢は…と考えて、窓際に頭を持たせかけたら、

ん?なにか匂う。なんだか知ってる匂いだけれど…。

どうしても匂いが気になって、その体勢ではとても眠れません。

しばらく経って、それがシュウマイの匂いだと気が付きました。

後ろの座席の人が、お土産かなにかで購入したものを窓際に置いていらっしゃったのでしょう。

シュウマイの匂い、時が違えばとても美味しそうなよい匂いなのでしょうけれど、枕元の匂いとしては、大変つらいものでした。

 

そういえば、今回の旅は、「匂い」「香り」について考えることの多い旅でした。

 

二泊したホテルの部屋は、入ったときから、独特の匂いがありました。

もちろん、気持ちのよい匂いではありません。

リセッシュが目立つところに置いてありましたので、おそらくホテル側にも自覚があるのでしょう。

でもリセッシュは使わず、バスタブに溜めたお湯に、持参していたレモングラスのエッセンシャルオイルをたらしました。

レモングラスの香りで少しは気分も変わりましたが、せっかくならば、もっと好きな香りを持ってくればよかったと反省。

 

一方、阪急電車のなかでは、何とも素敵な香りに出逢いました。

サリーを着たインド人の女性3人が目の前を歩いたあとに、ふわっといい香りがしたのです。

わたしの周りの乗客の方たちも、香りにつられて顔を上げ、香りの出どころを確かめているようでした。

一瞬のことでしたので、お香なのか、香水なのか、そしてそれが何の香りなのか、結局なにもわかりませんでしたが、

なんとなくいい気持ちになりました。

 

☯ ☯ ☯

今、11月の検定試験に向け、アロマテラピーの勉強をしています。

古代エジプトの時代から乳香や没薬などの芳香植物は用いられていたようですが、神経系への作用、心身のバランスに対しても香りの効果があることがわかったのは比較的最近のことのようです。

香りの持つ偉大な力を信じて、これからの生活のなかにうまく取り入れていきたいと考えています。