久しぶりのウォーキング

Photo by taka (iphone11)

久しぶりにウォーキングに出かけた。
ウォーキング、というか、まあ散歩である。

4月からずっと自宅にいたので、以前のように仕事場からの帰り道を歩く、ということがなくなった。3月までは、仕事を終えた帰り道、神谷町から桜田門や赤坂見附までを頻繁に歩いていたのである。30分ぐらいなので運動には少し物足りないが、歩くのがおっくうな時でもなんとか歩ける距離だったので、手軽で良かったのである。

しかし、4月〜6月は、ほぼ運動量ゼロ。外出の機会としては買い物があるが、自転車か車を使うので運動したことにはならず、それでもコロナ自粛のため、と自分に言い聞かせて、散歩もしなかったのである。そのせいか、身体のあちこちが重たくなって来ており、肩こり、腰痛、そして頭痛に胃痛まで発生し始めてきた。これは、運動不足と日照不足が原因である。(多分)

このままでは病気になってしまう。コロナに感染する前に不健康で死んでしまう。そう思ったぼくは、以前と同様、歩くことにした。用事はないので、適当に折返し点となる目的地ぐらいを決めてただ歩くのみである。とりあえず今日は1時間を目標に歩くことにし、折り返し地点となる自宅から2キロほど離れた神社を目指すことにした。

実は、今日から歩く、と決めたものの、雨が降ったりやんだりの天気で、歩くのもおっくうで、出かける直前まで中止にしよう等と思ったりしたのだが、雨雲レーダーをみると1時間ほどは降雨のない予報。しかも、仕掛中でやっと起動に乗り始めたと思った仕事に暗雲が立ち込めるような出来事も発生。落ち込みもあり、やはり気晴らしと気分転換も兼ねて歩くことにした。

なんとなく音楽を聴きながら歩きたいなと思ったので、イヤホン2号機(ゼンハイザー・MOMENTUM)を持参。自然の音を聴きながら歩きたいと思う日もあるけれど、今日はノリノリの音楽に助けられながら歩きたかった。そこで急に思いた「甲斐バンド」のライブアルバム(100万$ナイト)をセット。いざ出発。

甲斐バンドは高校生のときの文化祭ライブでやったのである。ぼくが中心になって結成したバンドであり、ぼくはギターをやった。あまり上手ではなかったけれど、いい思い出になっている。思い出すたびに、やってよかったなあと思う。絶対に叶えられないことだけど、当時のメンバーを集めて、また演奏したい、と何度思ったことか。等と、歩き始めから当時のことを思い出して何だか脳内で感動が始まる。脳内も体内もいきなりライブな感じでなかなかよろしい。そんな感じでどんどん歩く。

最近では、音楽を聴いていて、つい泣いてしまうくせがついてしまい(歳のせいだね)歩きながら泣きそうになるが、それ以上になんだか気持ちがいい。ああ、歩くのはこんなに気持ちよかったんだった、と思いながら、汗が流れるのも気にせず歩いているうちに、目的地の神社にたどり着いた。

帰り道は別なコースを選択。途中、田んぼに大量のアオウキクサが繁殖していたので、思わず立ち止まってしばし鑑賞。自分の記憶の原風景のひとつとしてあるのかもしれないが、ぼくはアオウキクサが溢れる田んぼの様子が大好きである。

Photo by taka (iphone11)

30分以上、歩き続けているので脂肪が燃焼しているのだろう。汗も止まらなくなってきた。だが、それも気持ちがいい。運動不足で出てしまった腹を意識して引っ込めたまま、どんどん歩く。身体が軽く感じる。とても気持ちがいい。歩く楽しみを初日から思い出せたなんて、ラッキー。

本日、東京都の新型コロナの感染は最高記録になってしまったと聞く。4月中はコロナが怖くて怖くて気持ちが塞ぎ込んでしまっていた。精神が病む、と思った。悪夢まで見る始末。けれど、今は当時よりも随分マシだ。それに身体の抵抗力や免疫力は運動不足になればなるほど弱まってくる。そういうわけで出来るだけ毎日歩くことを決心してみた。


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